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医師にして詩人。星雲のような人・丸山豊(1915-89)。いま、その声に耳を傾け、伝えようとしたこと、目ざしたものは何だったのかを山本源太・古賀忠昭・鍋島幹夫・松原新一 が縦横に語り合う。
《丸山豊》軍医としてビルマに従軍、戦後は開業医の傍ら、詩誌「母音」を刊行、谷川雁・森崎和江・川崎洋・松永伍一らを世に送り出した。戦争体験を主題に随筆「月白の道」(創言社)を出版、戦争を生きのびた静かな勇気の書として、今なお読み継がれている。詩人としての長年の業績に対し、平成3年「丸山豊記念現代詩賞」が創設された。
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日本の「近代化」の中心・東京を歩き、都心に遺された小さな痕跡を手がかりに〈近代〉をスリリングに読み解く。歴史の表舞台には出てこない土地の片隅にひっそりと息づいている有形無形の文化遺産は何を語るのか。どのように人とつながっているのか。明晰な観察眼から引き出される歴史のおもしろさ、不思議さを味読できる一冊。
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「退屈な風景」の中にこそ残る日本の原風景。自然が壊されていく時代にありのままの風景=原風景にこだわりその変容と痕跡を描きつづけた画家・松本英一郎。時代とともに日本列島は改造され、原風景が壊されたあとに奇妙な風景が次々と生まれる。その「再生自然」の変貌する姿を定点観測し、絵の中に記録しつづけた。その絵は美しくもあり、奇妙でもあり、どこか怖れを感じ、一度目にすると忘れられない。〈風景〉と真摯に向き合った画家の生涯。
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源泉数・湧出量日本一の別府温泉郷で、88ヵ所の入浴を果たし、「温泉名人」を達成した親子の姿を描く。地元の人々との心あたたまる会話や温泉につかりながら父(著者)と6歳の娘が泉質について対話するようすなどがほほえましい。400ヵ所以上はあるといわれる温泉施設の中で、どの温泉にはいればよいのか、迷ったときに、おすすめの一冊。地図、所在地、「温泉名人への道」の対象温泉施設、泉質、特色、入浴料金などのデータも掲載。
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◆焼酎の中の焼酎◆
米焼酎の五〇〇年ー米から生まれる米焼酎のうまさとは何か。伝統の味を守りながら、先人の知恵と技に学び、工夫を重ね進化を試みる職人たちの活気に満ちた気概を伝える。
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◆郷土1000年の歴史を神社が語る◆ 郷土に伝わる祭り、神社への奉納物、境内の石造物から先人たちの足跡がよみがえる、郷土史・近代史として読める新しい神社史
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南蛮・長崎、そして台湾ー砂糖と菓子が語る近世近代の地域史
ひとつひとつの菓子は、どのような歴史的背景の中で生まれたのか。長崎街道の菓子老舗を訪ね、ポルトガルのシントラやマデイラ島の菓子を食べ、各地の史料を分析して見えてくる〈菓子の履歴書〉
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伝統産業を基礎に近代化ー筑後川、有明海、耳納連山―豊かな自然に囲まれた筑後地区には、伝統産業から発展した久留米の繊維・ゴム産業、大牟田の三池炭鉱・石炭化学コンビナートの他、木工業、醸造業などの関連建築物、さらに石橋、水車、導流堤等の土木建造物が随所に遺されている。本書ではその中から62の個性的な遺産を紹介。◉巻末に約300の近代化遺産一覧付
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名著『逝きし世の面影』『黒船前夜』の著者がはなつ現代世相論。
現代とはなぜこんなにも棲みにくいのかー前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。東日本大震災にふれた「無常こそわが友」の他、ことば、生と死、仕事、身分、秩序、教育、環境など現代がかかえる歪みを鋭く分析し、前近代の中に解決の糸口を見い出そうとする評論集【30編収録】。
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非在のアジア? 過去の歴史と現在の視点とのズレから、一種類の語り方では認識できない「アジア」という枠組みをめぐって、日・中・韓の研究者がそれぞれの「アジア」を表現する。本書では、いまや何の前提もなしにアジアを語ることはできないという現状を認識したうえで今後の課題を示す。
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「お化け」はアジア独自の財産?ヨーロッパに比べて、文化的、社会的、地理的に複雑な「アジア」を日本・韓国・香港・タイの芸術家と研究者らが論じ合った。本書は、ヨーロッパの枠組みでは表現できない怪奇映画、現代文学、現代美術が元来持っている独自性と、グローバル化による相互の情報交流から生まれる類似性などについて語り合う中から、アジアは常に千のアジアとして多様な形態で存在することを具体的に示した。
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◆有明海と筑後川から世界を見る比較〈魚〉文化論◆
農耕や川漁を通してみると魚には、農民の魚(「フナ」「ドジョウ」「ドンコ」など)と漁師の魚(「アユ」「エツ」「スズキ」など)がある。それがどうしてなのか、から始まり、川を通して、山へ海へと視点が広がり、魚からみた世界各地の食文化、漁の文化へと話がおよぶ。考古学や地理学の知識も駆使した、日本から西洋にかけての比較〈魚〉文化論。
スズキはアユを求めて川を遡上する。山クジラとは何か。ヤマノカミはどこにいるのか。イイダコは豊饒のシンボルそしてカッパさんよけ。など魚と川や海が好きな読者必読の話題が満載。
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[著]松尾 龍之介
京都の医師が長崎遊学で見聞した風物を、当時としては画期的な挿絵入りで紹介した寛政十二年(一八〇〇)のロングセラー『長崎聞見録』を口語訳し、わかりやすい解説、さらに新解釈の挿絵を付してまとめた現代版の長崎聞見録。一八〇〇年刊行の『長崎聞見録』は全五巻からなる。その内容は、長崎の風俗からはじまって動物、植物、食料品、薬品、日用品、めずらしい道具、オランダ人・唐人の様子、長崎聖堂、お墓、漂流民の話、奇怪な海の生物にまで及び、それぞれの項目に挿画が付いている。
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[著]村田 喜代子
独特の語り口で「人間」を描き続ける作家・村田喜代子には、眼下に広がる世界はどう映っているのか。作家が見てきた景色とは……。意欲的に創作を続ける作家が、子どもの頃のこと、祖母のこと、本のこと、絵画のこと、旅のこと、自然のことなどを綴った珠玉のエッセイ集。「村田ワールド」のエッセンスがたっぷりつまった一冊。
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[著]アラン・ローゼン[著]西川 盛雄
2004年(平成16)6月、熊本県立図書館でラフカディオ・ハーンの松江時代(明治23〜24年)の教え子、大谷正信と田辺勝太郎の英作文ノートのガラス乾板約90枚が発見された。そこにはハーン直筆の添削跡とコメントが記されており、教育者としてのハーンを明らかにする一級資料として知られている。ジャーナリストであり、教育者でもあったハーンは日本に、そして日本の若者に何を感じたのか、何を伝えたかったのか。ハーン先生の生徒への思いがガラス乾板からよみがえる。本書ではハーン直筆の添削跡、生徒へのコメントが残るノートを収録、その内容を判読・復元し、日本語訳を付した。テーマは延べ50項目。資料の分析・解説付。
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[著]巖 浩
著者はかつて「日本読書新聞」と「伝統と現代」を主宰した伝説の編集者。竹内好、谷川雁、吉本隆明、橋川文三、柳田國男など錚々たる知識人たちとの交流をもったあと、出版界を離れ労務者生活を送る。現在は京都在住で、本書は熊本の季刊誌「道標」や東京の同人誌「丁卯」に連載された歌と随筆をまとめたもの。変転する〈旅〉の物語とともに自然と人間の織りなす情景を、豊かにそしてのびやかに綴った歌文集。
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[著]宮嶋 繁明
橋川を師と仰ぐ著者が、両者の著作・発言を精査・渉猟し、この戦後史の謎解明に挑んだ労作評論の新装版。戦後の三島の自死を誰よりも早く予感した橋川と、橋川を「真の知己」と呼んだ三島との共鳴。しかし「戦前」の自己を「罪」とする橋川、「戦後」の人生を「罪」と自ら処断した三島、二人の戦後のベクトルは逆方向へ向かう。なぜかー。話話題の書が新装版として復刊。
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[著]矢野 都
うれしい時も、つらい時も、楽しい時も、悲しい時も、いつも笑顔をありがとう。今日も明日もみんなが笑顔で過せますように。明るい笑顔の天使たちに囲まれて過ごせる幸せに感謝の日々です。
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[著]浦辺 登
青山霊園、谷中霊園、泉岳寺、木母寺……墓地を散策し思索する。墓碑銘から浮かびあがる人脈と近代史の裏面。《玄洋社》をキーワードに読み解き、歴史背景の解釈に新たな視点を示した一冊。
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[著]山口 信枝
宮座とは、一定の家筋に属する者たちや氏子たちで構成される祭祀組織(神事組合)と位置づけられており、特に九州北部によくみられ、現在も持続して運営されている。本書は明治期以降から戦中戦後期の宮座の形態を各地に取材調査した労作である。村落共同体と密接に結びついて、地域の宗教行事のほか、政治経済、人間関係など、村社会を健全に保つ役割を果たしている宮座の存在とその意義を考えるうえで重要な内容となっている。