頭上の光
熊本・八代を舞台にした短編小説集

四六判・並製本・270頁
ISBN4-902116-40-5 C0093
定価 1800円 (+税)
2005年8月発行
紹介

加藤清正に追い詰められた八代・麦島城のキリスト教徒。その厳しい試練の中でなお神の光を求めようとする武士と家族を描く表題作(『頭上の光』)他、全6編の短編小説集。
収録作:『頭上の光』(上記)、『さすらいの煩悩』(放浪の詩人、種田山頭火の日奈久での3日間)、『黄昏の蝶』(ヘルパーが介護の中で出会う老人の死)、『遥かなる修羅の手』(母の痴呆をテーマとして家族の生き様を描く)、『神様の鳥』(身障者の孫と祖父の愛と祈り)、『ブルーの詩』(少しづつ汚れていく海へなお挑戦していこうとする漁師の生き様)(2005年8月初版発行)

著者

黒川 嘉正

くろかわ・よしまさ
くろかわ・よしまさ

1932年 熊本県八代生まれ。
1954年、熊本短大商科卒業。1993年、八代市第六中学校長定年退職。
現在、中九州短大講師。「詩と眞実」「耕」同人。「阿蘇」会員。
1997年、熊本県民文芸賞小説部門第一席。1998年、1999年、九州芸術祭文学賞次席。2003年、「詩と眞実賞」受賞。