幕末のロビンソン
開国前後の太平洋漂流〈ロビンソン・クルーソー・ゲーム〉

四六判 336頁
ISBN 978-4-86329-050-1 C0021
定価 2200円 (+税)
2010年11月発行
紹介

帰れなかったのか、帰らなかったのかー。不可避的漂流者から意図的漂流者へ。激動の時代、歴史に振り回されながら、太平洋上でまた異国で、必死に運命を切り開き、生き抜いた、幕末の漂流者(ロビンソン)たちの哀しく雄々しい壮絶なドラマ。

著者

岩尾 龍太郎

いわお・りゅうたろう
いわお・りゅうたろう

1952年福岡市生まれ。1977年東京大学人文科学研究科博士課程修了。西南学院大学国際文化学部教授。2010年9月10日逝去。
主な著書に『ロビンソンの砦』(青土社)、『ロビンソン変形譚小史』(みすず書房)、『ロビンソン・クルーソー物語』(訳書、みすず書房)ほか。

弦書房より発行の関連書籍

江戸時代のロビンソン 七つの漂流譚