タコと日本人
《獲る・食べる・祀る》

220頁
978-4-86329-074-7
定価 2100円 (+税)
2012年5月下旬発行
紹介

世界一のタコ食の国・日本。「日本人がタコを一番好きだ」 (海底探検家・クストー)
〈海の賢者〉といわれるタコの奇妙な習性(壺や殻の中に住みつこうとする)を利用したタコ壺漁の話や海から恵みもたらすタコ、陸にあがってきて悪さをするタコの伝説などを、考古学的、民族学的、民俗学的な視点をもり込んで、タコと日本人と文化について考える比類なき《タコ百科》!

目次

第1章 タコを騙す―漁撈/第2章 タコに騙される―言葉と食/第3章 タコと人が織りなす世界

著者

平川 敬治

ひらかわ・けいじ
ひらかわ・けいじ

1955年福岡県生まれ。考古学・地理学・民族学を専攻し、必ず自ら足を運ぶことをモットーに地域の香りのする総合的な比較文化の構築を目指す。日本を含めた東アジア、西アジア、ヨーロッパで、今日も調査続行中。主な著書に『考古学による日本歴史』『遠い空―國分直一、人と学問』『魚と人をめぐる文化史』など。

弦書房より発行の関連書籍

魚と人をめぐる文化史